ロールスクリーンの選び方
(ロールカーテンの選び方)

ロールスクリーンの特徴と利点、選ばれている理由
ロールスクリーン(ロールカーテンと問い合わせを受けることもあるので、両方表記しています)は、近年、ますます需要が高くなっている窓周りのアイテムです。シンプルな形状で、巻き上がった時の収まりも場所を取らず、人気のアイテムです。
■ロールスクリーンの歴史
ロールスクリーンの起源は、実は相当古く、紀元前のエジプトでも同じような形をしたものが、間仕切りなどに使用されている絵が見つかっています。日本でも、平安時代から江戸時代にも「すだれ」を巻いたものが、間仕切りや、日差し対策などに使われている絵が残っています。
時を経て、1970年代くらいから、本格的に布で巻き上がるロールスクリーンの原型のようなものが作られてきました。そして、1980年代に入ると、日本のメーカーもロールスクリーンの製作を本格的に開始して、バネを使用して、簡単に巻き上がるものが、作られ、進化を続けてきました。
今では、巻き上げもスムーズに改良され、手軽に、スッキリとした形で取り付けられる「ロールスクリーン」「ロールカーテン」として、幅広く認知され、窓周りの代表的なアイテムとなりました。
最近では、厚地とレースが一台になった「ダブルタイプのロールスクリーン」の登場や、リモートワークの普及などでちょっとした間仕切り、目隠しなどの需要が、更に人気に後押ししています。
見た目もスッキリでシンプル、操作性も良いので、今では、様々な場所で使用されています。
ロールスクリーン・ロールカーテンの操作方法
ロールスクリーン(ロールカーテン)の操作方法は、大きく3つの操作方法に分けられます。
取り付け場所や、お好みの操作方法をお選びください。
●プルコードタイプの操作方法と特徴
手動で引き下げ、巻き上げる時は自動で巻き上がる操作方法です。操作性に優れ、大変便利です。操作するための操作コードも、巻き上げてしまえば、スクリーンと一緒に収納されるので、巻き上げ後に何も残らず、全てが上部に収納されます。間仕切りなどに使用されることも多い操作方法です。
【注意点】
・スクリーンの巻きずれを防ぐため、他の操作方法に比べ、製作できる寸法に制限があります。
・高い位置に取り付ける場合には、操作コードを長くするなどの配慮が必要になります。
↓プルコード操作動画
●チェーンタイプの操作方法と特徴
操作チェーンを使って、昇降を行います。チェーンの操作でスクリーンの操作にかかる力も安定しているため、巻き上げに安定感があり、スクリーンの巻きずれなどしにくい操作方法です。そのため、製作サイズも、他の操作方法より制限が少なく、多彩なサイズの製作が可能です。サイズも大きなものまで対応しているので、一番発注の多い操作方法です。
【注意点】
・操作コードは常にメカの操作する方向に残されます。
(間仕切りなどに使用される場合はご注意ください⇒操作チェーンを短くすることも可能です)
↓チェーンタイプ操作動画
●ワンタッチチェーンの操作方法と特徴
プルコードとチェーンタイプの便利なところを集めた操作方法です。チェーンを引くとスクリーンが下がり、巻き上げたい時は、チェーンを少し引っ張ると、バネの力で巻き上がってくれます。
【注意点】
・ 操作コードは常にメカの操作する方向に残されます。 また、W2000㎜を超える寸法は、構造上の理由で製作が出来ません。W2000㎜以内のサイズでご検討下さい。
↓ワンタッチチェーン操作動画
※3つの操作方法で製作できるサイズに違うことがあります。また、生地のシリーズによっても製作できるサイズが異なってきますので、各スクリーンのページで詳細を確認ください。
ロールスクリーン・ロールカーテンの特徴
■ファブリックのもつ表情はそのまま、窓辺をスッキリ、シンプルに演出
ファブリックの表情をもつロールスクリーン(ロールカーテン)は、カーテンや、他のファブリックとの相性も抜群です。カーテンの色と合わせたり、ソファの張地や、ラグなどとのコーディネートも、定番の組み合わせです。
また、壁面の色と合わせると、壁面との一体感で空間に奥行きがでて、空間に広がりを作り出せます。
様々なコーディネートが楽しめ、形状はコンパクトなので、窓辺もスッキリとします。

■レースをロールスクリーンって選択肢、最近、増えています
軽やかなレースのロールスクリーン(ロールカーテン)は、生地のバリエーションも増え、ますます人気の商品です。軽やかなレースの雰囲気とロールスクリーンの形状の相性もよく、ドレープカーテン+レースタイプのロールスクリーンの組み合わせも人気です。レースのロールスクリーンは、上部に巻き上がるので、カーテンなどにある、カーテンの「たまり」もなくスッキリとした軽やかな印象になります。

■昇降はスムーズ、操作も軽やか
ロールスクリーン(ロールカーテン)は、ブラインドなどの、いわゆる「メカもの」といわれるものの中では、スクリーンを巻き上げる操作性は、軽やかで、スピーディです。ぱっと目隠ししたい時などは、最適な機能です。
窓周り以外にも、間仕切りなどにも使われているオススメの理由が、ここにあります。

■カーテンのような「ドレープ+レース」の2役をダブルロールスクリーンで1台に
スクリーンをたたみ上げ、上部にコンパクトに収納され、「たまり」つくることで、窓を大きく見せることができ、空間自体もスッキリと広く見せることができます
ドレープとレースの役割のあるダブルタイプのロールスクリーンなら、外からの目線が気になる場所にも、取り付けができます。

ロールスクリーン・ロールカーテンの使われている場所
■掃き出し窓

掃き出し窓にロールスクリーン(ロールカーテン)。掃出し窓をスッキリと演出します。壁面と馴染みも良く、空間を広々と開放的に演出が出来ます。
目線が気になるリビングなどは、ドレープ+レースの「ダブルタイプのロールスクリーン」も人気です。
■腰高窓

掃出し窓をバーチカルブラインドで、同じ空間の腰高窓など小さな窓を、同じ生地のロールスクリーンでコーディネート。定番のコーディネート事例です。
バーチカルブラインドとロールスクリーンは、同じ生地でどちらも製作が可能なものがあります。
■小窓、スリット窓

小さな窓やスリット窓などは、取り付けられるものが、意外と限られていて、何を付けるか、迷ってしまうことも多いと聞きます。
ロールスクリーン(ロールカーテン)なら、メカの形状がコンパクトになった、「小窓用タイプ」のロールスクリーンがおすすめです。スッキリと軽やかに窓辺を演出できます。
■間仕切り

このコロナ禍で広がったリモートワークで、ロールスクリーン(ロールカーテン)を間仕切りとして使用されることが一気に増えました。ロールスクリーンを間仕切りに使用することで、手軽にプライベートな空間が作れます。
収納などの目隠しや、ドア代わりに取り付けられることも多くなりました。昇降がスムーズでスピーディなので、パッと隠したい時にも便利です。
■キッチン

キッチンや、水回りでもロールスクリーン(ロールカーテン)の取り付けが可能です。耐水機能が付いている「防水タイプのロールスクリーン」を選べば、「水はね」を防ぐことが出来ます。
■浴槽

防水機能・耐水機能が付いているロールスクリーン(ロールカーテン)を選べば、お風呂の窓、脱衣室など、水に濡れる心配がある空間での取り付けも可能です。メカやスクリーンが耐水性になっているので安心です。
また、ビスで取り付けられない場合は、突っ張りタイプ(テンションタイプ)のメカで、ビスを使わずに取り付けも可能です。(オプションにて対応しています。詳しくはこちら☞)
■オフィス、事務所、公共施設

オフィスや事務所に選ばれることも多いロールスクリーン(ロールカーテン)ですが、大きな窓にも1台で対応できる機種もあります。
コーティングされたスクリーンを選ぶと、スクリーン自体も丈夫で、さっと布で拭くこともできるので、お手入れも簡単。手軽にお掃除が行き届くので、常に清潔に保つこともできます。
また、抗ウィルス加工されたもの、制菌加工のされたロールスクリーンも、選ばれることが多くなっています。コロナ禍を経て、空間を清潔に保つことが出来る機能に、ますます需要が高まりました。
ロールスクリーン(ロールカーテン) 色の選び方



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